福島を味わい登る!前編〜喜多方ラーメンと安達太良山
不純な動機?いやいや、食欲がもたらすエネルギーの賜物です。
4月9日(月)のNHKプロフェッショナル仕事の流儀で、福島の白河ラーメン「 その一杯に、情熱はあるか ラーメン店主・竹井和之」が放送されました。
たまたまこれを見ちゃって、ラーメン好きの僕は釘付け。いつの間にか、ゴールデンウイークに行く計画をあれこれ考え始めたのでした。
1 行 程
<初日>2018年4月27日(金)3時間30分
7:10 あだたら山ロープウェイ山麓駅 → 8:10 山頂駅 → 9:20 安達太良山 9:40→ 10:30 山頂駅 ||
2 体力・技術の目安
★★☆☆☆
3 主な装備
ザック:モンベル アルパインパック40L、マムート アイガーエクストリーム20L
靴:スポルティバ トランゴ キューブ
その他:飲み物/アイゼン(使わず)/ストック/ファイントラック ストームゴージュアルパインパンツ/長袖アンダー/半袖Tシャツ/キャップ/サングラス/オリンパスE-PL7
4 山旅の記録です
安達太良山。これを「あだたらやま」と読める自分がちょっと嬉しい。
10年近く前に東北遠征した時は、豪雨で姿すら見えず。休暇村裏磐梯に泊まったけど、同じく磐梯山も影すら見えず。
いつか雪辱を果たそうという思いに、NHKの白河ラーメンの放送を見て火がつきました。
当時、「まこと食堂」で食べた喜多方ラーメンは、自分史上最高のラーメンだと感じたものです。
さすがに関西からは遠いんですが、もちろんマイカー。軽自動車の燃費と割安高速料金が気持ちを後押し、出発です。
といいつつ、実は昨年の9月に尾瀬に来たので、距離に対する恐れ?はあまり感じず。
休憩含めて約10時間であだたら山ロープウェイ山麓駅に到着。始発の1時間以上前です。
ロープウェイで上がってもいいなぁと思っていましたが、うーむ、待ちきれん。
待ちきれずに登ることにして、ゲレンデらしきところをボチボチと登り始めます。
ちょっとルートがわからなくて、登山道ではなく、結局ゲレンデを登った感じです。直登に近い登り方をしてしまいました。
雪がまだ残っていますが、土が露出しているところも多々。どっちが歩きやすいかな〜と左へ右へとジグザグ迷いながら登る感じでした。アイゼンをつけるほどではありません。
約1時間でロープウェイ山頂駅に。薬師岳付近です。
ここからは登山道らしい道なので、雪上を歩くことになります。
地面より、積雪の高さ分2〜30センチ高いところを歩くので、木の枝などがなんとなく邪魔で歩きにくい。雪の踏み抜きもあちこちに跡がありますので、足元に注意しながら歩きます。
山頂駅から30分ほど歩くと、視界が開けてきて、見えてきた!乳首です!なるほど、まさに乳首の形だ〜!
相棒も親近感を感じるのか?キャッキャと大喜びです。
実はこの時は、なぜか乳首=安達太良山とは認識しておらず...
中途半端な予習でした(汗)。
ゴーロゴーロしたところや、
まだまだ雪原のところや、
いろんなコンディションの道を歩きます。山頂が近いなと感じる頃から、風に乗った硫黄の匂いを感じるようになります。安達太良山って、火山だったんですね。予習不足、恥ずかしい話です。
山頂駅から1時間半ほどで、9:20安達太良山 山頂(1,700m)につきました。
この日の天気はまずまず。スカッとはしていませんが、十分です!
左奥に見える高い山は東吾妻山。
実は今回の山行を計画するまで、西吾妻山という百名山があるとは知りませんでした。
福島まで遠いからめったに来れないし、ここもまとめて登るか!?と迷ったものの、ちょっと日程が組みにくく、断念。
昨年9月に尾瀬に来た時も、燧ケ岳と至仏山には登ったものの、近くにあった会津駒ケ岳は悩みつつも見送りました。
そう、また今度来て、会津駒ケ岳と西吾妻山をまとめて登ろう、と自分を納得させたのでした。
20分ほど、いわゆる乳首部分?を登って下りて眺望を眺め、下山です。
山頂駅までは45分ほど、10:30に着いて、迷いなくロープウェイに乗って楽チン下山。
下山するのだって、けっこう体力使うんですよ〜
長旅で疲れてるし、まだ明日があるし、早くラーメン食べたいし。。。言い訳はたくさんあるほど、いいのだ。
ここからイチロ喜多方を目指します。目当てはもちろん喜多方ラーメン。
そう、まこと食堂です。
ナビを頼りに12時過ぎにお店の前に。車停めるところあるかな、と思いつつとりあえずお店の前に行ったら、意外にも店の向かいの駐車場にスペースを見つけました。軽自動車でギリギリ。ラッキー!
列に並ぶこと10人目くらい。30分ほどで席に案内されました。
そこそこ広い座敷にあげられて、注文すると、さほど待つことなくやって来ました!
おー!これだこれだ!もうパブロフの犬状態です。
写真手前、中華そば650円、向こうチャーシューメン950円也。
僕の好みは、どちらかというと豚骨系、塩系でこってりめ。
このラーメンはどれに属するのでしょう?麺はどちらかというと太めで縮れ気味。麺の食感とか出汁がどうとかコメントしたいんですが、、僕の味覚&表現力では難しい(笑)。
でも理屈抜きに美味しい!このブログ書きながらも思い出してきて、もうたまらん...安達太良山の疲れが吹き飛びました。美化されがちな思い出の味が、期待を裏切らない現実のものでした。いや〜、来てよかった。