関西発!週末登山はどこ行こう

日常にはない風景と感動を求めて

雪山シーズン終盤!?鳥取から登る氷ノ山

 

今年、すくなくとも関西は暖冬だ、体感的に。2月だと言うのに寒くない。むしろあったかい。雪が溶けてしまう...気持ちが焦って、とりあえず氷ノ山に行ってきました。

えーっと、以前も書いた気がしますが、氷ノ山は兵庫の山と思われがちですが、鳥取県との境にあります。兵庫県の最高峰であり、鳥取県では大山に次ぐ第二の高峰であります。

 

1.行 程

<日帰り>2019年2月24日(日) 9:40〜13:30(休憩30分ふくむ)

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活動距離 7.7km
高低差 723m
累積標高上り/下り 457m / 863m

2.体力・技術の目安

★★☆☆☆

無風快晴!

 

3.主な装備

  自 分♂ 相 棒♀
ザック OMM CLASSIC32 マムート28
マムート Magic Guide Hight GTX スポルティバ ネパールエボGTX
アイゼン カジタックス LXB-12 グリベル エアーテック
グローブ ショーワ 防寒テムレス+インナー 同左
アウター 上:ファイントラック ニュウモラップ
下:
上:パタゴニア ナノエアフーディ
下:
その他 サングラス、デジカメ(オリンパスE-PL7)、昼食(カップヌードル)、行動食

4.山旅の記録です 

 

うーん、目がかゆい。花粉症だ。春が近づいてきた。

今年は雪解けが早い気がして、せかされるように氷ノ山へ。

鳥取県側からだと、わかさ氷ノ山スキー場でリフトを使い、およそ1200mのところまで登れてしまいます。

8:30ごろにスキー場に着き、600円払って駐車。スキー場までの道路にはすでに雪はなく、安心して運転できます。

パノラマコースのチケット売り場で、最上部までの片道チケット(@500円)を買い、登山届けを出します。

スキーヤーに混じってリフトに乗り、最上部へ。間違えて途中で降りないようにしましょう。登山者もちらほら見かけます。

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一度乗り継ぎがあります

まずは斜面をザクザク登ります。この日、午前は雪質が硬く、下手にワカンをつけたもんだから歩きにくいのなんの。アイゼンだけ、またはアイゼンなくても良かったくらい。

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雪の状況は時期によってまちまち

斜面を30分ほど登って林間を抜けると、雪原のように開けた丘陵地に出ます。

今日は快晴!雪の氷ノ山は3度目だけど、過去最高の眺望です。

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なんと大山まで綺麗に見える!

と言うことは?鳥取県のほぼ全域が視界に入ってるってこと⁈

ほんと、下界とは別世界のよう。

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大山、はるか西方でも存在感がある

でもホワイトアウトになったら方向が分かりにくいでしょうね。

緩やかな斜面を登り、まずは三の丸を目指します。

稜線に出ても雪質が硬めなので、ワカンは不要。なんとなく外すのが面倒で付けてたけど、足元が重いだけでした。

ゆっくり景色を楽しみながら歩き、稜線を20分ほど歩いて三の丸を通過し、今度は氷ノ山山頂をめざします。北東には扇ノ山も綺麗に見えます。

余談だけど、扇ノ山もいい山です。鳥取平野から見ると扇を広げたように見え、抜群の存在感。山頂からの眺望が良く、ブナ林もきれい。実は氷ノ山より馴染みがあったりして。

 

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扇ノ山の向こうには日本海が広がる

三の丸から山頂の避難小屋が見えますが、近くにあるようで意外に遠い。

三の丸からは小さなアップダウンを40分ほど歩き、最後にグッと登って山頂到着。

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雪上にいるとは思えないくらいポカポカ

扇ノ山を眺めながら、お昼はカップラーメンです。モンベルのボトルは本当に保温力があって、沸騰後5時間ほどたっても十分にそのまま使えます。

次は氷ノ山越をめざして、そこから鳥取県側へと下ります。

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山頂から先は、少しトレースが薄くなります。左手にゲレンデを見ながら、始めは広い尾根を下り、やがて痩せ尾根となります。一部トラバースする箇所では、木の枝があって歩きにくく感じるかもしれません。前方を歩いていたグループではロープで確保してもらっている人がいました。

 

途中、夏道にはない谷筋を下ることもできますが、この日は積雪量があまり多くなかったので、無理せず氷ノ山越からの下りにします。山頂から40分で到着。

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兵庫県側に下る人はここから右手へと進みます

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傾斜はちょっときつめ

氷ノ山越からの下りは、始め傾斜がきついけど、日中になると雪が柔らかくなっていて、滑落する危機感は感じず。

途中、シリセードに挑戦したけど、おしりがべちょべちょに...よく見たら、地面がでてきてるところがあるし、あぁ、春が近いんだなと実感。

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舗装路に出ると、アイゼンを外してスキー場まで歩くだけ。

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突然舗装路に出て、雪山歩きは終わりです

この日は天気が良く、本当に暖かかった。登山者もたくさんいて、中にはタンクトップ一枚で上がってきている人も。

でも今シーズン、大晦日の大山に始まって、まだ2ヶ月弱。

いやー、まだ1つ2つは登りたいな〜