関西発!週末登山はどこ行こう

日常にはない風景と感動を求めて

快晴の八ヶ岳(硫黄岳)! 

ようやく、計画どおりの雪山。

冬の八ヶ岳は初めてなので、道路の積雪状況が想像しにくかったけど、結論から言うと予定どおり美濃戸の赤岳山荘に駐車。

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想像していたよりずっと雪は少なかった

美濃戸口から先がどうか不安だったものの、ほとんど雪はなく、凍土にうっすらと圧雪のコーティングがされた状態。XVはスタッドレスを履いているので、あっけないほど楽々と登りました。初めてX-MODEなるものをオン。帰りの下りではググッと自動でブレーキがかかり、このX–MODEが作動しているのが分かる分かる。

気のせいか、駐車場にはフォレスターやXV、エクストレイルなどがやたら目立ってました。

1.行 程

<日帰り>2019年1月12日(土) 〜1月13日(日)  

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活動距離 13.6km
高低差 1080m
累積標高上り/下り 1098m / 1086m

2.体力・技術の目安

★★★☆☆

特に難所なし

 

3.主な装備

  自 分♂ 相 棒♀
ザック モンベル 40L モンベル チャチャパック40L
モンベル アルパインクルーザー2800 スポルティバ ネパールエボGTX
アイゼン カジタックス LXB-12 グリベル エアーテック
グローブ ショーワ 防寒テムレス+インナー 同左
アウター 上:モンベル ストームクルーザー
下:モンベル ライトアルパインパンツ
上:同左
下:ファイントラック シビロ
その他 バラクラバ、ゴーグル、毛糸の帽子、ダウン、ジェットボイル、デジカメ(オリンパスE-PL7)、行動食、着替え

4.山旅の記録です

 

おそらく、例年より積雪が少ないのでは?よほど大山の方が雪が多かった。

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10:00出発。駐車場から歩き始めたものの、土が露出しているところが多く、正直なところ雪山ムードがもひとつ。林道が終わって橋を渡ってトレイルになると、さすがに雪が増えて、なんとなくアイゼンをどこかで履こうかなという雰囲気になります。

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川面が凍ってる!

さすがに気温は低いので、横を流れる川の水面が一部凍っているではありませんか!氷がかぶさるために、川の流れる音がこもっているので、見て聞いておもしろい。

結局、アイゼン小屋まではかずじまい。スリップすることなく、13:00無事に到着です。相棒は病み上がり+僕は年末からずっと偏頭痛、無理せず登ろうとのんびり歩きましたが、おかげで汗をかかなかったので、小屋で着替える必要もない。いや、実は山登りで汗をかかなかったがなかったので、妙に新鮮な気分。大山だってザックが重かったから一合目から汗だくだったし…汗かかないっていいな。汗かきって損だな。

 

今夜は赤岳鉱泉でお泊まり。個室を予約していたけど、客が多いということで大部屋に。大部屋なんて10年ぶり。こたつに足を入れて寝るスタイル、布団も羽毛かな?軽くて暖かくてとっても快適でした。

自炊室でお昼を軽く食べ、「風の谷のナウシカ」を読みながらダラーっと3、4時間。これ読むの、30年ぶりくらい?

17:00からの夕食では、期待したステーキではなくて魚と豚シャブでだったけど、まぁ贅沢なことです。こんな山奥で魚が食べられるなんて。小屋泊ではこの食事が大きなアドバンテージですね。自分で作るメシもいいけど、小屋メシもまたイイ。

おかわりして、すこしのんびりして、19:00就寝。といいつつ、朝メシはお弁当をお願いしたので、ふっと目が覚めた20:00頃に弁当を受け取り、再び就寝。

翌朝は4:00起床、自炊室でお弁当を食べて、アイゼンをはき、ピッケルを持って、5:00出発です。

泊まり客は前日に登った人が多かったのか、この時間に出発する人は意外と少なく、硫黄岳に向かうのは僕らだけ。気温はマイナス7度で、無風だったし思うほど寒くありません。

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夜明け前の赤岳・阿弥陀岳

夜が明ける頃になると、高度も上がって視界がひらけてきました。

やや!今日は快晴!?

こんな景色を求めてここまで来たんだった。

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赤岩ノ頭より北アルプス方面

林間では無風だったものの、さすがに赤岩ノ頭に出るとそこそこの風があり、バラクラバの出番です。

それにしても空気が澄んでいるから遠くまでよく見えること!北アルプスから乗鞍岳、御岳山、南アルプスなどなど一望です。

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硫黄岳への登りの途中でご来光

そして東側は綺麗な雲海。雲海にも影ができるもんなんですね。

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山頂の気温は推定マイナス10度。プロトレックの温度計がなぜか表示されず、もしかしてマイナス10度を下回ったら表示できないのか?とちょっぴり不信感。

ひとしきり風景を楽しんで、今度来るときは横岳、赤岳へ縦走しようと誓い、下山開始です。

赤岩ノ頭から硫黄岳山頂までは少しルートを探しましたが、あとは迷うようなところ、危険な箇所はなく、本で雪山初心者にオススメ、とあるのも納得です。

ただ、雪山は天候次第で状況が一変するので、そこだけ。

小屋でカロリーメイトを食べて、アイゼンをはいたまま再び下山開始。

林道になっても氷が張ってる箇所があるので、相棒は最後まではいたまま(実は途中で外して、2度も見事に尻もちをついた…)。

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グリベル、八ヶ岳デビュー

 相棒はスポルティバの靴との相性がいいみたいで、ネパールエボGTXも歩きやすいそう。ところが、僕はモンベルのアルパインクルーザーとの相性が悪くて、夏用の2500も、冬用の2800も、どうもダメ。そもそも2500が辛くてトランゴ キューブ買ったのに、安めの値段につられて2800を買ったことがジャッジミス!大山も今回も途中で足が痛くなってどうにもこうにも。。ローカットの靴はいいのになぁ。

やはり靴は性能よりも足との相性が大切でんな。