関西発!週末登山はどこ行こう

日常にはない風景と感動を求めて

武奈ヶ岳 !青ガレからコヤマノ岳経由で

最近は奈良の山に登ってきたので、たまには気分転換?で、滋賀の名峰、武奈ヶ岳へ。手元の本では上級者向けとされているコースですが、少しアレンジ。

標高は1214m、そう高くはないものの、なかなか登りごたえがあっていい山です。

 

1.行 程

<日帰り>2018年10月6日(日)  5時間40分(休憩1時間30分除く)

イン谷口駐車場 6:50 → 8:20 金糞峠 → 9:35 コヤマノ岳 → 10:00 武奈ヶ岳(休憩30分) 10:30 → 11:10 八雲が原(昼食)12:10 → 12:40 北比良峠 → 13:50 イン谷口駐車場 ||

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活動距離 9.9km
高低差 883m
累積標高上り/下り 1016m / 1008m

2.体力・技術の目安

★★★☆☆

 

3.主な装備

ザック:モンベル 40L、OMM Phantom 25CL

靴:スポルティバ トランゴ キューブ

その他:ジェットボイル / プリムス ウルトラバーナー /メスティン / ユニフレーム ちびパン / シェラカップ / テーブル・イス / デジカメ(オリンパス E-PL7、TG-5)

4.山旅の記録です

滋賀県って、琵琶湖のイメージが強いですが、山もいいところがたくさんあります。

百名山の伊吹山のほか、この度行った武奈ヶ岳は二百名山、ほかに三百名山の蓬莱山や比叡山などなど。金勝(こんぜ)アルプスという奇岩が面白い山もあります。どの山からも琵琶湖が見下ろせて、絶景が楽しめます。

天気さえ良ければね。

というわけで、この度は台風が早めに遠ざかったおかげで晴天を期待しましたが、むむ...残念。下山後に天気が回復したようです。1日早かった!

 

家から2時間ほどでイン谷口駐車場に到着。

インターを下りて北へ向かうと、まもなく道が細くなって、もうひとふんばりすると視界が開けて駐車場が出てきます。左手には古いですがトイレがあります。

いつものようにそそくさと靴を履いて荷物を整理。

駐車場の標高は329m、気温は20℃、霧。

いつか晴れると期待して出発です。

かなり湿度が高く、歩き始めてすぐに汗が出てきます。

沢の右岸をしばらく登りますが、やはり台風(大雨?)の影響で、一部土砂崩れしていました。

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ここの沢って、堰堤が面白い。こんなのがたくさんありました。もちろん、僕は土木の知識はまったくありませんが、六甲山系の堰堤でこんなのは見たことがない。すごい重みが加わっていると思いますが、頑丈にできているんですねぇ。

 

大山口分岐を左手に進み、金糞峠をめざします。ちなみに「金糞」は「かなくそ」と読みます。せめて「きんぷん」とでも読むなら「金粉」と頭で変換するだろうに。。かなりインパクトのある名前です。

分岐から30分ほど歩いて沢を右手(左岸)へ渡ると、そこから青ガレと呼ばれるガレ場となります。大小の岩がゴロゴロの急登です。

難しくはないんですが、こんな急登が約1時間続きます。

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坂の上に雲、じゃない、樹林の切れ目が見えてきたら、そこが金糞峠。そこをめがけてもう一踏ん張り。

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 なにか匂いのするものが落ちてるんじゃないかと、思わず足元を確認してしまいます。

 

ここから少し下ると開けたところに出て沢を渡ります。まもなく右手(北)への分岐点があり、コヤマノ岳をめざします。真っすぐ行くとヨキトウゲ谷から中峠、ワサビ峠となりますが、この度はちょっと違うルート。ここの分岐点がわかりにくくて、ヤマップのGPSでアタリをつけながら見つけました。かすかな踏み跡と、わかりにくいけどテープがありました。

5〜60mほど一気に登るといったんゆるやかになり、小刻みに登ったり下ったりしながら歩いて、しばらくすると再び登りとなります。

ここも台風の影響があちこちにあって、大きな木が根こそぎ倒れていたり、途中で折れていたりと、台風の凄まじさを感じます。

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たまーに晴れ間がでるものの、基本ずっと霧というか、雲の中というか、視界が開けません。

 

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コヤマノ岳からはいったん下っていよいよ武奈ヶ岳への登り。

青ガレほどではないものの、ちょっと手も使いながらぐいぐい登ります。さほど緯度は高くないものの、1000m越えるとあまり大木は見当たらない感じ。

稜線に出ると、もう山頂はすぐそこ。

山頂は開けていて、眼下に広がっているであろう琵琶湖は、心眼で見ます。きっと遠くまで見えるんだろうなぁ。伊吹山も見えるんだろうなぁ。日本海も見えるのかな?

と思いながら、とりあえず自作のトレイルバーとともにコーヒーブレイク。おいしいし、カロリーもあるので、行動食にもってこいです。

 

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30分ほどのんびりして、お腹の虫がおさまったところで、今度は八雲が原を最短ルートでめざします。コヤマノ分岐は過ぎてその次の分岐から八雲が原へ向かいます。

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すこしルートがわかりにくくて、ここでもGPSの出番です。とても便利なんだけど、これに頼ってばかりでいいのかなぁ。いや、よくないに決まってる。

 

かつてゲレンデだったと思われるところをひたすら下ると、八雲が原に出ます。

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ベンチの横に大きな石があって、これをテーブルがわりにお昼です。

今日は焼肉!北アルプスに持って行こうと思って冷凍してたけど、今季は台風やらなんやらで結局行けずじまい。もうたべちゃえ!と持ってきました。

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いや〜、最高に美味しかった!けど...近くで食べてた方には、さぞかしご迷惑だったことでしょう。ごめんなさい。

 

ここからは北比良峠を経由して、ダケ道から大山口に向かって下ります。

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登りと違って、下りのルートは歩きやすい。時折日差しが出てきて、嬉しいようなくやしいような...

大山口まで下りると、駐車場まであとわずか。

この度も怪我することなく無事に下山できました。

 

下山後の恒例の温泉は、比良とぴあ。

登山のあとの温泉は格別です。

最近は温泉に入る前に運動しないと、なんかもったいない気がします。

 

この日は時間があったのと、翌日が祝日で気持ちの余裕があったので、帰りに宇治によってきました。

さて、どこでしょう?

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そう、平等院ですね!