関西発!週末登山はどこ行こう

日常にはない風景と感動を求めて

雪はあったけど…伊吹山 

いつも、「てんくら」と「tenki.jp」の天気予報を参考にして山行きを決定するんですが、この度はどちらで見ても確かに快晴を期待できた。

ので、誠に勝手ながら、山頂から360度の眺望、琵琶湖を背景に中央アルプスや伊勢湾を眺めるつもりで行ったんですが!

7合目付近から上はずっとガスの中。

ま、しゃーないか。

 

 1.行 程

<日帰り>2019年2月12日(土)  

 

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活動距離 9.1km
高低差 1170m
累積標高上り/下り 1180m / 1167m

2.体力・技術の目安

★★★☆☆

7〜9合目までの直登はかなりの斜度

 

3.主な装備

  自 分♂ 相 棒♀
ザック OMM CLASSIC32 マムート28
マムート Magic Guide Hight GTX スポルティバ ネパールエボGTX
アイゼン カジタックス LXB-12 グリベル エアーテック
グローブ ショーワ 防寒テムレス+インナー 同左
アウター 上:モンベル ストームクルーザー
下:モンベル ライトアルパインパンツ
上:同左
下:ファイントラック シビロ
その他 ピッケル、バラクラバ、ゴーグル、毛糸の帽子、ダウン、ジェットボイル、デジカメ(オリンパスE-PL7)、昼食(カップヌードル)、行動食

4.山旅の記録です

伊吹山には夏も冬も何度も登ってて、常に思う。駐車場から1合目まで省きたい、と。もっと言えば、できたら3合目から登りたい、と。

運休中とされるゴンドラって、再開されることはないのだろうか...再開されたら、絶対に乗りますよ、ハイ。

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1合目。ここまででいつも靴が泥んこになる

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マムート(右)は今回デビュー!

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2合目ではまだまだ雪はなかったけど...

雪山は4回目ですが、今回が一番雪が多くて、2.5合目あたりから雪道。

無理せずにチェーンスパイクを装着。初めてでしたが、これがいい感じ!八ヶ岳に行った時に履いている人が多くて、この度準備しましたが、想像どおり使えるアイテムでした。

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モンベル チェーンスパイク あまり目立ちません

今までは5合目より上でアイゼンをつけていましたが、今回は3合目で装着。

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多くの方がここでアイゼンをつけていました。みなさん、きっと晴天を期待してきたんだろうなぁ…視界があったのは6合目まで。

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山頂は全然見えません。

そのうちきっと晴れるだろうと期待して歩きます。

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グリベルもご機嫌 足裏に雪はついていません

 

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6合目避難小屋 ここで小休憩

6合目の避難小屋が近づく頃には、かなり斜度がきつくなります。ストックを使っている人も多いですが、僕はピッケルを持ってきたので、この辺りから手に持って使う準備です。気温が低くないので、雪が柔らかく、踏み跡でないとズボッと刺さります。

だんだん斜度がきつくなって、ピッケルが活躍し始めます。

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そうそう、こんなシーンでも防寒テムレスはジャストミート。あたたくてグリップ力抜群。

 

夏冬通じてマム靴は初めてですが、足との相性は抜群で、足のどこにもストレスがかからない。けど、この急斜面ではさすがにかかとに負担がきて、アイゼンの前爪を使いながら登ります。登ってる!って感じのいい斜度です。木曽駒ケ岳の春山とよく似た感じがします。雪が柔らかいので、万一スリップしてもなんとか止まりそう(たぶん)。

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7合目あたりからずっとガスの中

9合目からはゆるやかな斜面となって、かわりに風がきつくなります。が、この日は風もさほどでもなく、フードなしでも耐えられます。

ガスの中なので、眺望は全くなし。

3時間半ほどで山頂到着。小屋の傍らでカップヌードルを食べ、そそくさと下山。毎度のことながら、モンベルのボトルの保温力の高さには恐れいります。沸騰6時間後でもそのままカップヌードルに注げます。

下りではスリップに注意しながら、登ってくる人を避けつつ慎重に下ります。

すると、9合目直下でワカンをつけている人がいて、大丈夫かなーと思いながら横を通り過ぎてしばらくすると、ザーッと上から音がして滑り落ちてくるじゃないですか!僕らの少し上でなんとか止まり、外すかと思いきや、そのままがんばって、新雪のところをザクザクと下って行きました。雪が緩いと、ワカンも使えないこともないんですね。僕は怖くて使えないけど、雪質しだいではアリなのか?んー

避難小屋まで降りると、斜度がゆるんで緊張も解け、視界も開けてリラックスモードになります。

3合目でアイゼンからチェーンスパイクに履き替え、そのまま駐車場へ。

泥のぬかるみもスパイクのおかげで滑ることなく順調にくだり、山頂から2時間少々で駐車場到着!

駐車場と1合目の間が夏も冬も足場が悪いので、駐車場付近に靴の洗い場があります。ここで丁寧に汚れを落とすと、あとが楽。備え付けの洗車用ブラシでゴシゴシ洗えます。

いつも寄る「あねがわ温泉」で汗を流し、家に帰って無事登山終了です。