関西発!週末登山はどこ行こう

日常にはない風景と感動を求めて

氷ノ山シャワークライミング 初心者にオススメ!@鳥取

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三峰山から1日おいて、今度は鳥取県若桜町諸鹿渓谷でのシャワークライミングです。

氷ノ山って、兵庫県の山と思われがちですが、実は鳥取県との県境にあって、兵庫県では最高峰、鳥取県では第2の高峰なんです、はい。

 

鳥取県側の氷ノ山登山口近くに、「響の森」といって、氷ノ山を舞台に四季折々様々なイベントをしている施設があります。

 

わかさ氷ノ山スキー場の周辺には、響きの森のほか、宿泊施設の「氷太くん」、キャンプ場などがあって、ひそかな高原リゾート地帯。MTBやトレランにもバッチリ!

 

棚田も美しく、風景もいいのに…なんせわかさ氷ノ山は知名度が低い(のがいいのかな?)

 

 

去年は半日コースのイベントに参加しましたが、今年はちょびっとステップアップして、1日コースのガイドを個別にお願いしました。

 

ところで、シャワークライミングって、なんとなくハードルが高そうだと思いませんか?

まずルートが分からないし、なんとなく危険も多そう。濡れるから専用ウェアなどの装備もいるんじゃないの?などなど。

 

そう、いちおう専用の装備がいります。

 

が、響の森でガイドを頼むと、レンタル品を用意してくれます。1日コースだとレンタル費込みで7,000円也。

 

レンタルしてくれるのは、モンベルのネオプレン上下と、シャワークライミング用の靴(モンベル サワートレッカー)、ライフジャケット、ヘルメット、ハーネスなど。危険箇所ではロープで補助してくれるので、やってみようという初心者にはもってこい。子ども用サイズもあります。

 

アンダーウェアやザックは自前で用意します。

 

あいにく(?)、この日は気温はさほど高くなくて、たまに雨がパラパラする天気。

寒いんじゃないかと心配しましたが、さすがに着込んでるから寒さはほとんど感じずじまいでした。

 

若桜町の諸鹿渓谷は、「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれ、溶岩石でできた岩や、諸鹿七滝と称される滝々の景観が約10キロ続いているそうです。

今回の1日コースでは、七滝のうち「出合滝」をめざします。

 

1.所要時間

<日帰り>2018年8月29日(火)

9:00〜15:00 約6時間(休憩込み)

 

2.体力・技術の目安

★★☆☆☆

 

3.主な装備

ザック:モンベル クロスランナー15

ウェア:アンダー(モンベル アクアボディシャツ・タイツ)、水着、SHOWAライトグリップ

その他:レンタル品、デジカメ(オリンパス TG-5)、ジップロックに入れたおにぎり、カッパ上(防寒用)

4.記録です

 

道の駅で集合した後、諸鹿谷を車で移動します。

スタート地点まで国道29号から約10分。ウェアなどを着用して谷に下り、沢へ入ります。

 

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程よい冷たさで気持ちいい!

まずは腰からひざ下が浸かるイメージ。

もちろんウェアの中に浸水します。いったん浸かってしまえば、体温ですぐに温かくなります。

ゴロゴロとした沢をジャブジャブと溯上します。

 

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足がつかなくて泳ぐところも。ライフジャケットのおかげで楽チン。

 

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ヒキガエル君のお見送り「みんな、気を付けて行ってらっしゃい〜」

 

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ガイドさんが上と下で確保してくれています。

SHOWAのライトグリップは、シャワークライミングでも大活躍。三点支持を守って慎重に登っていきます。

怖そうに見えるかな〜

ハーネスとロープを使う箇所は、ここ一箇所だけでした。

手前の沢は足がつかないので、泳いで渡って岩にとりつきます。泳ぎや岩そのものは難しくないんですが、泳ぎ付いてからこの岩に足をかけるのがちょっと...(足が短いから?)

はじめの一歩二歩をクリアすればあとはカンタン!

 

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またまたヒキガエル。 指が動きそうだけど、微動だにしません。完全に岩になっています。ちなみに、カンタンにつかめます。つかまれても暴れません。置いても、飛び跳ねて逃げたりしません。だって、ボク岩ですから。

 

12時ちょうどくらいにお昼休憩。おにぎりはジップロックに入れて、さらにSEA TO SUMMITのドライサックに入れていたので、ちゃんと防水されていました。

あ、ちなみにiPhone7、水着のポケットに入れていましたが、さすが防水仕様、全く問題なし(僕のはね!)

 

30分ほどで再出発です。

ゴルジュとなっている箇所があり、両岸は切り立った崖。でも沢は深いところはそうはなくて、泳ぐところは2箇所ほど。

カツラの木の落ち葉は、お菓子のようなあま〜い香りがします。落ち葉になってから香りが出てくるそうですが、それはなんで?なんのために?自問するも想像できない...ガイドさんに聞きゃよかった。

 

ひたすら遡上して、13:30ごろ今日の目的地、出合滝に到着です!

その名のとおり、二つの滝の出会いの場です。

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滝ツボって、てっきり深いものだと思っていたけど、ここは全然深くない。つまり滝の真下が通れるんです。ほら!このとおり!!

 

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 猛烈な水圧。ライフジャケットにあたる水の轟音が箱庭に響く!

まさに禊(みそぎ)です。

 

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 ひたすら滝に打たれて十分に味わったあとは、元のルートを下ります。

 

斜度はかなりゆるいものの、普段の山道なら下りは早いけど、沢ではなかなかそうもいきません。

進む方向と水の流れる方向が同じなので、足を流れに取られないよう気を付けながら進みます。

 

1時間ほど下ると、林道に上がれるポイントがあるので、そこで沢ともおさらば。林道を10分ほど歩いてスタート地点の車に到着。めでたくゴールです。

 

今回はガイドさん2人と、私たちを含めて5人の参加者、みな存分に楽しんで無事終了!

いやー、夏はやっぱシャワークライミングが最高だ!!