登山遠征スタイル
出発日をひと工夫
遠征するときは、たいてい2泊3日でテント泊。
まず、がんばって金曜日に休みを取ります。
木曜の夜出発
→金曜の未明に現地到着(車中仮眠)、登る(テント泊)
→土曜日縦走(テント泊)
→日曜日下山、温泉に入って時間があれば適当に観光も
という感じ。
木曜の夜(金曜の未明)だと、登山口の駐車場が空いていることが多いのと、高速料金が行きは深夜割引、帰りは土日割引になります。
2年前、新穂高から槍ヶ岳に登ったときは、現地についたのが金曜日の夜だったせいか、新穂高駐車場が全く空いていなくて、鍋平高原の駐車場に止めることになりました。
なんせ駐車場から登山口まで徒歩約40分、それも、そこそこ歩きごたえのある山道を登り下りすることになります。下山後の駐車場への道のりはなかなかハードでした。
そんなこんなで、やはり原則は木曜日の夜出発がベスト、あとは金曜日に休みが取れるかどうかですね(幸い、今は休みが取りやすい職場なので)。
テント泊が基本
アライテントの「エアライズ3」を一人か二人で広々と使っています。
もう15年ほど愛用しています。
ちなみに、ライト&ファストを追求するときは、ファイントラックの「ツエルト2ロング」を使います。
私の身長は173センチと平均ですが、ロングにしておいて損はありません。100gほど重くなりますが、得られる空間を優先して正解でした。
ちなみにいろんな山グッズを選ぶとき、軽さと機能のバランスが求められることが多いですが、どちらかというと僕は軽さより機能重視の傾向です。
モンベルのステラリッジ2も持っていたけど、人に貸したまま、約10年。もはや所有権の主張は諦めた。二人で使うのには少し狭いんですね。一人で使うにはいいんだけど。
たまに山小屋も使いますが、ほとんどテント泊です。テントだと着替えや寝るときもストレスフリー。
テント泊のメリットは?
・プライベート空間が確保できること
人によって出発時間が違うので、早い人だと3時ごろから起き出す人もいます。
用意するのにどうしても音がするので、気になることも。隣の人のいびきで眠れないこともありました。逆に自分のいびき(自覚はないけど)で迷惑をかけることがあるかもしれません。
・費用が安く済む(初期費用は必要です)こと
どのテントを買うかにもよりますが、何度か使えば元は取れるでしょう。テントもけっこう高いですけどね。
デメリットも
・まず荷物が重くなること
マットや食料、シュラフも持つので、かさばるのはテントだけではありません。50L以上の大型ザックが必要です。
・設営と撤収に手間がかかること
慣れればさほど苦になりません。でも雨の中での撤収は嫌ですね。雨が降っていなくても、夜露でフライシートが濡れるので、朝に撤収するときはたいてい、濡れた状態でしまうことになります。
・帰ってからメンテが必要
必ず、家に帰ってからもう一度設営して、完全に乾かしてからたたみ直します。帰った日の翌日にメンテの時間がなければ、翌週になったりします。
・食事も自分でする
まぁ、小屋で何か食べてもいいんですけどね。手間ヒマかかりますが、食事は楽しみでもありますから、必ずしもデメリットではないかも。
・悪天候の際は不安になる
3年前に白馬で泊まったとき、隣のテントが暴風に煽られてフライシートが飛ばされ、夜中に小屋に避難を余儀無くされていました。
稜線上では、下界ではなかなか経験しない暴風雨となることもしばしば。夜中に何度も起きてペグの確認したり、ひどいときには侵入してきた水をシェラカップで汲み出したりしたことも。
ん?デメリットの方が多いのか?
いやいや、そんなことはありません。テントならではの自由がありますから。
夜中に星空を見上げるのも自由です!
あ、防災グッズになるとか...メリットとは言えないか!
帰りは温泉&観光
下山したら、まずは温泉に入って汗を流します(これが気持ちいいんだな)。
せっかくですから、観光もして帰ります。
車だと、こうした行動が自由自在。観光地で買い物しても荷物が苦にならない。あとは運転の時の睡魔と戦うのみです。
ちょこちょこSAによって仮眠&気分転換しながら、無事に家に帰り着けば、無事に登山終了です。